徒然なるままに日暮し

はてなダイアリーからの移行です

マンガ小説特撮ゲーム。写真と着物。

スウィングガールズ。

スウィングしなけりゃ意味がない。
まさしくその通りです。


初めは、飽きっぽくて阿保っぽくて、無鉄砲で、ワハハな主人公なんですが、夏休みにちょっとしたきっかけでビッグバンドを組むことになります。
でも、そのバンドは日の目を見る事無く解散……
メンバも、たまたまその場に居合わせた違うクラスの子達。初めて会話をした人達ばかり。
2学期が明けて、居合わせた子を見付けて声をかけるも、お互いバンドの話しをしたいんだけど、なんとなく言えずにクラスメイトに引っ張られて行きます。
でも、主人公はどうしてもビッグバンドで演奏?したサックスが忘れられず、むりくりPSとPC売り払って中古サックスをGET。
お手製ネックピースが可愛いのです。
そして嬉しさのあまり川原で吹いていたら、どこからか同じ曲が……
それは川向こうから聞こえる、ビッグバンドで一緒に演奏?したピアノ担当ボーイでした……


とまぁそんな感じなんですが(いやまだ続きがあるんですが)。
もう、色々と言いたい事がたくさんあり過ぎて、何から言ったら良いのか分かりません。
多分、ストーリーとしては、あまり奥がないんだと思います。
だってラブラブっぽい話全然ないし、音楽って言うのは人生でね……とか説教臭いテーマっぽいとこも全然ないんですよ。
純粋に「音楽って楽しいよ」と言うメッセージ作品として見ると、良いのかと思います。


補習サボる口実に、甲子園地区予選の応援に行ったブラバンのお弁当を電車を使ってえっちらおっちら届けに行くんです。
で、乗り過ごしちゃって、1時間は電車が来ないので、しょうがないから線路伝いに歩いて戻るんですよ。
ところが線路歩いてると後ろから(乗る予定だった?)電車が来ちゃって、ギャーって叫びながら全員で両脇に飛び退くんです。
バシャーって。
田んぼに。
そりゃもう青々とした田んぼに。
持ってるお弁当ごとダイブするんです。
あのダイブっぷりは気持ち良かった。


ルーズソックスは水分を含むと武器になるんですネ☆


日の目を見ることのなかった即席ビッグバンド。
でも、もしかすると自分達がいたかも知れない野球の応援に一人で主人公が行きます。
そこでトランペットをやってくれた派手チームのリーダー格の子と、まりまりお菓子を食べるふくよかドラムの子がやってきて、一緒に観戦。
ファールボールが間接直撃して左目がお岩さんになるリーダー格ちゃんが可愛い。


夏休み明け、廊下ですれ違った眼帯をしたリーダー格ちゃんに「あの!」って声をかける主人公。
リーダー格ちゃんもちゃんと返事をするも、何を言ったら良いか分からず、お互い沈黙……するとリーダー格ちゃんがクラスメイトに呼ばれて、去るんです。
それを見送って、溜息を吐く主人公の気持ちがギュンギュンしてきまして。
更にその後姿を見送るリーダー格ちゃんが、主人公が廊下の角に消えると、やはり溜息吐いて眼帯を捨て去るんです。
もう左目はお岩さんではなかったのです。
あの瞬間、ウキョウはもうギュンギュンし過ぎてクラクラでした……


雪道を全力疾走して来て、来るか来るか来るか?!と期待していたら、案の定、いやそれ以上盛大にずべしゃ!と転んでくれた主人公。
相方とウキョウの中で、あれは実写・どうぶつの森です。
人形ついて欲しかった……ずべしゃ……ぷぷっ。


後はもう、楽しそうに演奏する姿がともかく良かったです。
音楽は音を楽しむと書くんです。とか金八先生みたいな事を言ってみたり。
良いな良いな。
難しい事は良く分からないのですが、音楽大好き、ジャズ大好きなので、とても楽しかったです。
天使にラブソングを…」が大好きなので、どうしてもそれを思い出してしまうのですが、あちこちのシーンが似ていてちょっと嬉しかったり。
や、シーンとしては別なんですよ。
みんなで電車(天ラブではバス)に乗るとか。
練習風景がBGMメインで進むとか。
最後がコンサート(天ラブでは法王様の前。2ではコンテスト)だったりとか。


何よりも、メキシカン・フライヤーが響き始めた時には映画館だと言うことを忘れてスタンディングしようかと思いましたよ。
ちゃーちゃちゃっちゃ、ちゃーちゃちゃっちゃ、ちゃ!ちゃ!ちゃ!(カタカタカタ!)
ずーっとスウィングしっぱなしです。
ああ!
素晴らしき哉音楽!!