徒然なるままに日暮し

はてなダイアリーからの移行です

マンガ小説特撮ゲーム。写真と着物。

毛利家の至宝 大名文化の精粋 国宝・雪舟筆「山水長巻」特別公開

先週頭に行こうとしたら、なんか閉館アナウンスが出てるよ……?
なんと平日は通常18時で終了なのですね。
知らなかった!
金曜等の休前日(今回の場合は5/3が祝日だったので5/2)は20時終了とのことです。
雨だし早く帰ろうかなぁと思ってポスターを見に行ったら、開館中だったのでさくっと行ってきました。
お目当ては婚礼調度品と雛飾り、そして毛利家ゆかりの道具類、です!
片身代わりの着物がきらびやかで!これは見るしかないと!!!
サントリー美術館はミッドタウンの一角にあり、3・4階に分かれた展示室を持っています。
美術館、と言うには小さい規模なのでしょうが、逆に仕事帰りにさくっと見て行くには丁度良い展示数だと思います。
ただねー展示数少ないのも関係するのかもしれないですが、ショップにあるポストカードの種類が少なくて……
気に入った着物や能面のポストカードがあれば良かったのですが、全然ナイヨ!
展示内容は、4階から紙物〜3階に道具類、と言う感じでしょうか。
巻き物が面白かったです。
17歳の毛利元就が書いたものがあったのですが、これは達筆なのか悪筆なのか(笑)と思いながら眺めてしまいました。
源氏物語の抄本絵巻みたいのもありましたね。
夕顔(ひとんちの生け垣?の夕顔を手折ったら、中から童女が出て来てそれを載せる扇をくれた?みたいなシーン)と若紫(垣根のこっちから、向こう側の人んちを覗き見る源氏くんと、雀が逃げて追い掛けて外に出そうになった女の子と下女達?みたいなシーン)……だっけ?そのシーンの絵がカラフルに描きだされたものがありました。
雛飾りは2種類ありました。
すっごく細やかです。
徳川さんちから腰入れがあったのかな?毛利家のメイン家紋の中輪に抱き沢瀉(おもだか)紋と三つ葉葵紋がこれでもかと施されていました。
本物の嫁入り道具と同じものをミニチュアにして作っているらしく、雛飾りとはいえ侮れません。
道具類も、お茶道具かな?器が沢山ありましたが、そんなものには目もくれず(ごめんなさい…)、一目散に着物を見に行きましたよ!
片身代わり(右と左で色やデザインが違う)の山路地に十六裏菊紋(三十二葉、とも説明に書いてありましたが数えられなかった)がとても豪華絢爛!
他にも何枚か着物があり、見応えたっぷりでした。
何故なら今まで気にもならなかった作りや柄が、物凄く気になるようになったから。
火事装束で真っ赤なものがあったのでかなり驚いたのですが、なんと女性用みたいでした。
なんでも嫁入り道具に必ず火事装束があったそうです。
そうかー火消し元締めだけじゃなかったのかー。
ちなみにその女性用火事装束は、真っ赤な防災頭巾(時代劇で尼さんが被っているような感じのものを想像し、それの目の覚めるような真っ赤バージョンと思ってください)、羽織の上に羽織るやつ、そして袴がありました。
動きやすいように袴持参なんだーと思ったり。
そして後半にあった、能衣裳も面白かったです。
能面に関しては、丁度花よりも花の如くを読んでいたので、若女!とテンションが上がったのですが。
衣裳の方も面白かったですよー。
身八口がないんですよ。
あれ?男物?でも凄く派手よ?(金糸銀糸だったり紅色だったり)
図録を買うか物凄く迷いましたが、見送ってしまいました。
だからポストカード欲しいのになー!


あ、雪舟さんの絵も見てきました。
凄いなーとは思ったのですが、その後の着物・雛飾りにすべて持って行かれました。