徒然なるままに日暮し

はてなダイアリーからの移行です

マンガ小説特撮ゲーム。写真と着物。

綾と観光。




2日目は着物de骨董市&観光巡りー!と勢いこんで起きるウキョウ。おはようございます。
ホテルの空調が合わずに、夜中何度も薄らと目が覚めてしまい、なんとなく寝不足な雪ん子さんとウキョウです(笑)。
7:00頃に朝ご飯を食べにビュッフェに行くと大変な事態に。
ホテル内の一木一草(いちもくいっそう)と言うレストランでバイキング形式の朝ご飯だったのですが、流石ゴルフのメッカだけあり、朝も早くからやる気満々の観光客で大賑わいです。
とりあえず前夜のチキン南蛮がまだ消化しきってないと思うのよ、と言うことで、ウキョウは大人しくフルーツグラノラと目玉焼き、オレンジ、目覚めの緑茶でぼんやり朝食です。
雪ん子さんは割としっかり食べていましたね。
凄いなぁ朝からちゃんと食べれるなんて。尊敬……
その後部屋に戻り、いざ着付けです。
ウキョウはウール着物にしようと思っていたのですが、春だしと言うことでピンク地に菱繋ぎ模様の銘仙を少し前にGETしていたので、それを持って来ていました。
春だしねー!とウハウハと着付けて、帯を締めて、あちこち引っ張って具合よくしていると……


ピリッ。


ウキョウ「ぎゃー!なんかぴりっつったー!ぴりっつったー!!!」
雪ん子さん「うんなんか聞こえたぴりって聞こえた」
ウキョウ「ぎゃー!もういやー!」


ピリリッ。


ウキョウ「ひー!!!」


何のことはない、後のおはしょりを引っ張ったら腰の辺りが、前のおはしょりを整えていたら上前の衿先近くが、ぴりっと横に避けたのです。
本気で意気消沈するウキョウ。
8:40頃、ぐすぐすしながら部屋を出てフロントに鍵を預けます。
そして裏口で待っているさきちさんと合流して事の次第を報告です。
アニソンをかけつつ、綾町にある酒泉の杜を目指して出発〜(ぐすぐす)。
その途中で雪ん子さんリクエストの長饅頭を買いに途中下車しました(電車旅みたいですね)。
道の横っちょにお店があって、小さなお店ながら、車がひっきりなしにやって来ます。






とりあえず長饅頭を買い込んで一路酒泉の杜へ。
着いたのは大体9:10頃かな?駐車場には10台位の車が止まっていて、さきちさん曰く結構人が来ているなーとのこと。
お財布を持って、いざ綾・酒泉の杜骨董のみの市へ!
ちなみに酒泉の杜は宿泊施設のあるお酒のテーマパークとのことで、下戸ながらもお酒好き(もやしもん効果)の身としては、色々と気になる施設です。
奥の方へ行くと……テントが張ってあり、着物や骨董品のお店が沢山並んでいました。
ふおー!
テンションが上がる3人。
今日は長崎でも骨董市があるとかで、いつも長崎から来るアンティーク着物のお店はそちらに行っているようで見当たらない……とさきちさんがしょんぼりするも、目新しいお店がいくつか来ていたようで、ウハウハと突撃します。
とりあえず帯締めを掘ってみたり。
着物をひっくり返してみたり。
裾をめくってみたり。
吊るしてある着物を掻き分けて奥に入ってみたり。
駐車場にテントを張っているのですが、どこからでも入れるしどっちにも行けるので、どのお店を目指したらいいか判らなくなる楽しさがあります。
ウキョウは着物が駄目になってしまったので、明日着られる着物を探すべく、一心不乱に着物のある場所にアタック。
とりあえずはぶら下がっていた芥子とゴールドの合いの子のようなウール着物をGETです。
明日はこれで行こう。ぐすぐす。
そんなこんなしている間にも色々なお店を見て回るさきちさんと雪ん子さん。
二人とも着物の柄が洋服ちっくで、すぐに見失います(笑)。
二人はブルーシートに積まれていた着物の山に挑み、ちょっとこれ良くないですか!と嬉々としてサイズを測り、染みチェックを始め、さきちさんは夏着物を、雪ん子さんはウール着物をお買い上げです。
その後、最初覗いた時はハンガー5本分まとめ売り4,000円とかそんな感じだった不思議店舗が、1枚1,800円に修正されていたので、そこでアンティーク着物を掘りまくります。
主にさきちさんが(笑)。
初めは格好良い系の帯を探していたのですが、何故か途中から着物ゾーンへ突入、嬉々として青い着物を掘り出してきてサイズを測っていました。
その途中で見つけた緑地に桐唐草の着物を引っ張り出し、ウキョウを召喚する二人。
緑の人認定ありがとうございます。
後身幅が狭くてちょっと迷いましたが、裄丈も身丈も十分な派手柄着物にハートを鷲掴みされたので、がっしと握り締めましたよ。
その後もさきちさんが青地に黒シルエットがカッコかわいい着物で延々と悩んでいます……



さきちさん「どうしよう似たようなの持ってるって言われそうだけど、これ欲しいかも」
雪ん子さん「似たようなのって周りの人が言っても、本人には違うものに見えてるんだよね〜」
ウキョウ「あるある」
さきちさん「どうしよう〜これは持ってない系だと思うんだけど似てるって言われそう〜」
雪ん子さん「わはは」
さきちさん「椿だよ〜欲しいよ〜まだ着れるよ〜」
ウキョウ「梅にも見えるからお正月にも良いね」
さきちさん「はっ!これ梅?!……やばい梅だわこれダメだわ止めた!」



あれだけ迷っていたのが嘘のように手放すさきちさんが格好良かったです。
あそこのお店はもうちょっとしっかり見れば良かったかなぁと、帰ってからちょっぴり後悔。
ハンガーラックに着物が沢山掛かり過ぎていて、手に取る気が失せてたんですよね。
戻り間際にはさきちさんがウールの名古屋帯を見つけ、カラーリングが白・紫・緑!と言うことで何故かウキョウがお買い上げです(笑)。
良いの、ウール名古屋欲しかったから。
汚れもなく美品だったので翌日締めたかったのですが、お太鼓枕も帯揚げも持って来ていなかったのが悔やまれます。
ちなみに緑と紫はさきちさんに言わせると初号機カラーだそうです。
うむ。頑張っちゃうぞ(何をだ)。




そんなこんなで色々見ていると、着物姿が珍しいのか色々な方に声をかけられました。
骨董市にいらっしゃる方の平均年齢が明らかに高かったので、ウキョウ達クラスは物珍しかったのでしょう。
着物地でリメイク小物や洋服を作っているおばさま達に囲まれ、がま口バッグについてあれこれ聞かれたり。
銘仙良いわねーと言われたり。
ブーツ?そんな着方もあるのねーと言われたり。
ところどころ方言が混じる為、聞き取り不能の箇所もありましたが、概ね良好な文化交流?が出来たと思います(笑)。






その後は酒泉の杜の売店で相方へのお土産検索です。
その場でメールのやり取りをした結果、希望は芋焼酎。日本酒でも良いよ。とのこと。
一口ぺろりと舐める程度の味見をし、商品陳列中のスタッフの方にお勧めを聞き、悩んだ結果、日本酒の綾錦と芋焼酎の照葉(酒泉の杜限定品)をチョイスして、発送依頼しました。
ウキョウがうんうん悩んでいる隙に、どうやら雪ん子さんはワインの試飲をしていた模様です(笑)。
駐車場に戻って水分補給をしつつ長饅頭にかぶりつく3人。
水分と甘味が染みわたります。
甘過ぎない長饅頭(名前は饅頭ですが、お餅です)は、良いおやつですね!
しかしもうお昼時だよー!と言うことで、ランチの場所を検討しなくてはなりません。
さきちさんがランチ向きのムック本を持って来たのでここから選んで!と言うので、その中から「囲炉裏がある」と言う城の平と言うお店をウキョウの独断で選択します。
いやだってうどんとか蕎麦でさっぱりつるっとしたくてですね。
城の平ならソバがあるって書いてあったからですね。
ごにょごにょごにょ。










車で数分、本当にここ?と言う感じの少しばかり奥まったところに入り込み……看板が出ていたので一安心して車を止めてお店に入りました。
見た感じは普通の民家です。
すみませーんと入って声をかけると、若い男性スタッフの方が登場、あらまぁ着物ですか素敵ですね!とにこやかに声をかけてくださいました。
奥に個室がありますけど、そちらにしますか?と見せてくださった個室の囲炉裏が大変風情があって素敵だったので、そちらに通してもらい、料理を選んで出てくるまでしばし撮影大会です。
料理はいくつかありましたが、3人揃って城の平御前をチョイス。
瓦蕎麦ですよ、と言われてへー!と言ったのは良いのですが、かわらそばって何?
正解は、熱した屋根瓦に茶蕎麦を載せたものでした。
まず小鉢2品が出て来て、しばらくしてから瓦ソバが出てきました。
熱した屋根瓦に載った茶蕎麦を、温かい付け汁につけて食します。
うまうま。
瓦に直接載っているお蕎麦はパリパリです。
お好みで付け汁に紅葉下ろしを入れて、飽きてきたらレモンを絞ってさっぱりさせてどうぞ。
しかも海苔の下には地鳥の焼鳥・金糸卵が!
うん。ボリューム満点。これだけあれば満足だよね!
そんな感じで瓦蕎麦に舌鼓を打っていると……なんとそこへご飯と味噌汁・漬物が登場。
3人の驚愕に気付かず、ご飯のお代わり出来ますから言ってくださいね!とにこやかに襖を締めて行くおばさまスタッフ。
すみませんここでも完食出来ませんでした……orz
お残しは許されない家に育ったのに……ッ!
小鉢・ご飯・味噌汁・漬物はいけたのです。
お蕎麦がね……1/3程残ってしまいました……
だって更にデザートに日向夏1/2個分とドリンクが出てくるんですよ。
無理ですって。
帰り際には他のお客さんがいなかったのもあって、ちょっぴり店内で写真を撮らせてもらい、更には子供用と思われるスティックキャンディを頂いてしまい、お腹一杯胸一杯でお店を後にしました。




その後は2日目個人的に行きたいところナンバーワンの照葉大橋(てるはおおつりばし)へ、さきちカーをひた走らせます。
車を止めていざ吊橋へ!と窓口へ向かうと(九州山地国定公園なので入園料300円がかかります)、なんだか大きなカメラとマイクを持った人の姿が。
そんなところへ着物でのこのこ乗り込んだら絶対撮られる!(自意識過剰かもしれませんが、着物は目立つので標的になり易い)と3人の意見が一致して、とりあえずは窓口近くで本日のコーディネート写真撮影大会を始めました(笑)。
しかし、待てど暮らせどカメラとマイクが退園しない……
しょうがない、行くかーと言うことで、入園料を払って、橋の麓で記念撮影です。
AYAってやりましたよ!(一番上の本日の一枚を参照。ちっこいけど勘弁してください)
着物で良く判らないことになってますけど!
その後、高所恐怖症の雪ん子さんとひと悶着繰り広げ、大丈夫、前だけ見てれば大丈夫、動いてる電車の中歩いていると思えば大丈夫、と念仏のように唱えながら反対岸まで制覇!まずは記念撮影!そして帰る!
雪ん子さんはずーっと「1、2、3、4」と1から4までを繰り返し数えていたそうです。
無事橋を行って帰ってこられました。




さーどんどん行くよーと言うことで、再び車に乗り込んでアニソンかけつつ、しばらくドライブです。
本当に普通の民家ですからね?と言われて辿り着いたのは、宮崎価格マジパネェで有名な(そんな訳ない)布木の陶さんでした。
普通の民家の駐車場に車を止め、普通の引き戸の玄関で靴を脱いで、上がり込みます。
上がり框を上がったところがすでに畳みの部屋?で、洋服ばーん!着物ばーん!
本日半額デーということもあってか、だいぶ荒らされたもとい狩られた後だったようです。
良いものないかなーと見て回るものの、食指が動くものがあまりなく……
そんな中、さきちさんが袴を発見。
ウキョウが大きなリボンバレッタをしていたのを見て「はいからさん!はいからさん!」と言うので、人生初袴体験をしました。
もちろん着付けはさきちさんです。
ちょっと袴欲しくなってきた(笑)。
ウールや綿物の置いてあるラックでは、猫がのんびり昼寝中。
そこからさきちさんが掘り出した綿交織の紫色の着物を、ウキョウが200円の半額100円で頂き、雪ん子さんは50円の帯締めを25円で頂いてきました。
うん色々とおかしいよね……
青系チェックのウール着物も良いなーと思ったのですが、チェックもウールも沢山あるしなーと言うことで、お見送り。
耳が付いている三日月フェイスのブローチにさきちさんが後ろ髪引かれていましたが、こちらは無事断ち切った模様です(笑)。





さぁ夕方!
時間がないので宮崎神宮もしくは生目神社どちらかにします!と言うことで、宮崎神宮へ行くことに。
いざ宮崎神宮!到着!
カモン!と鳥居の写真を撮っていると……さきちさんの雄叫びが響き渡ります。



さきちさん「きゃー!!!」
ウキョウ「え、何?何かいた?」
雪ん子さん「あれ」
さきちさん「うそー!!しまっとるー!!!」
ウキョウ「え?」
雪ん子さん「遅かったか……」
さきちさん「ありえんわー本殿締まってるなんてありえんわー!!」



そうなのです。
宮崎神宮の閉殿時間は、秋〜冬にかけては17:30だったのです。
写真の時刻を見ると17:38。
8分遅かったか……
そんな訳で絶望に打ちひしがれる3人の様をご覧ください(真剣に取り縋っているウキョウとさきちさん・打ちひしがれる雪ん子さんの図)。


しょんぼりしつつ、晩御飯にしましょうかーと言うことで、本日のディナーをチョイスです。
雪ん子さんはもう何が食べれるか判らないから取り合えずお茶出来れば良い、と言う腹具合だったようで、ならばドリンクバーとかがあるファミレスない?とウキョウが聞くと、さきちさん曰く「まさかのジョイフルw」に決定!
関東で言うところのジョナサンでしょうか。
ちなみにジョイフルに行くことを「ジョイる」と言うらしいですby.さきちさん。
ここでウキョウはカルボナーラさきちさんは半熟玉子載せカレーライスを注文。
雪ん子さんはケーキです。
しかしカレーやカルボナーラの胡椒の匂いが食欲を呼び起こした模様で、雪ん子さんも明太子スパゲティを追加注文。
ウキョウとさきちさんはケーキを追加しました。
そんなこんなでおしゃべりに花が咲き、気付くとだいぶ良い時間……
と言うことで、2日目はお開きに。




ホテルでは、一度部屋に荷物を置いてから雪ん子さんと二人でお土産漁りです。
どうしよう定番は甘いお菓子系なんだけど、職場の姉さま達が飲兵衛でしょっぱい系好きなんだよね。
と言うことで、柚子胡椒柿ピーをメインにしてがっそんがっそんと籠に入れて行きます。
レジ後方には段ボールが積まれていて、お会計する人達がそれを一緒に買っている様子。
ふむ、これはイケる!
と言うことで、ヤマト便の中サイズかな?を180円で同時購入して、送り状とお土産を段ボールに入れてもらいます。
そのまま部屋へ持って上がり、買い込んだ骨董市戦利品(&破けた銘仙)を畳んで段ボールへ。
うむ、ナイスサイズ。
その後お風呂へ入り、明日着る予定のウール着物で少しばかり着付けの練習をして、ウキョウは早々に寝てしまいました。
て言うか布団かけないでベッドに仰向けになっていたら寝ていたんですよね。
おかしいいつの間に。

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