徒然なるままに日暮し

はてなダイアリーからの移行です

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やまとプロムナード古民具骨董市

undine2011-12-17

当日の朝になって母上から電話が。
しかもケータイに。
丁度その時はもう起き出してて、ケータイは枕元、自分はリビングへ下りていたのですが、にゃんずを布団に入れておいたのでそれを見にベッドルームへ戻ったところでした。
あっぶねー。気付かないところだった!
母上「今日はいる?」
ウキョウ「いやいるけど……」
母上「じゃぁそうね、お昼位に行くから」
ウキョウ「いやあのね、昨日の夜電話してたんだけど誰も出ないし!今日ね、大和で骨董市があるんだって」
母上「あら骨董市?」
ウキョウ「うん」
母上「良いわねぇ着物もありそうだし。行こうか」
と言う訳で行くことに。


お昼過ぎに大和駅で母上と合流。
元々は着付け教室&和装コートを持って来てくれる予定だったので、すでに両手がふさがっています(笑)。
とりあえずコインロッカーに、と思うも、同じことを考える人が多いらしく、改札外のロッカーはすでに満杯。
駅中のコインロッカーに荷物を押し込み、いざ骨董市へ!
家具や小物を置いているお店は、本当に露天な感じなのですが、着物を置いているお店は屋根があったり、テーブルにモリモリに盛っていたりと千差万別です。
2人で着物のところへあっちへフラフラこっちへフラフラと彷徨い歩きました。
ウキョウは今回は、可能であれば先日買った茶色に糊散らし袷小紋に合うような帯&羽織が目的です。
母上は…なんだったんだろう?(笑)
とりあえず目に付くお店全部で商品に手を伸ばします。
あらこれ素敵、でも裄ちっちゃ!とか、これかわいい、しかし裏地大変なことに!とか、まさにピンからキリまでありました。
色合いが渋いなぁと思うものは大抵紬と言うことが判って来ましたよ(笑)。
派手な柄でちっちゃめなのはアンティーク。
アンティークの中でも銘仙と言う有名なブランド?があって、おばあちゃん達が「これ銘仙じゃないかしら」「私も銘仙だと思うね」「これを銘仙と言うからには似たような歳じゃない?」「あはは」と会話しているのが面白かったです。
中には新古品を扱っているところもあって、値段もピンキリでした。
て言うか化繊も絹も綿も、触っただけじゃ判らないよぅ!!
どうして皆さん判るんですか!
あ、ウールは辛うじて。辛うじて判りますよ!
あと…麻もなんとか…目が粗いから……


紬は渋いし、アンティークは派手だし、と言うことで、あんまり着れそうな柄・裄の着物はないなぁと思っていたら、ちょっと毛色の違うお店を発見。
割と色合いとか若い感じ…?
お店のお姉さんも若いし美人!
と思って品物のタグを見ると…『tento天道』?
あ、最近日参してる着物ブログの人が大好きなキモノ屋tentoさんだ!
思わずそれを言うと、お姉さんがそうですーと言ってくださって、一気にテンションMAX。
その上、そこで母上としばし引っ掛かる(笑)。
他にもお店沢山あるのに何やってんのかね、と二人で言いながら、帯を掘り出す掘り出す。
ここの品物はどれも取り易く丁寧に一つずつ袋に入っていました。
そこから帯を何個かチョイスし、母上と空想会議です。
これは色が良いけどあっちのピンクの紬向き、とか。
これは柄が良いけどお高いわ!とか。
まだ駅向こうに行ってないから!あとで忘れられなくて戻ってあったらにしよう!としばらくしてからようやく離脱する有様です。


それからフラフラとあちこち覗き、一旦駅前へ戻ります。
お腹減ったねもう14時よ!と言うことで、とりあえず目の前にあったケンタッキーへ。
チキンポットパイとお茶でお昼を済ませ、早々に骨董市再びです。
今度は駅の反対側へ(駅を挟んで東西に分かれてやっています)。
こちらにも沢山のお店がずらーり。
着物のところだけ狙い撃ちし、てくてく覗いては手に取ってみたり。
一山500円のところから羽織と帯を掘り出したり、タイムセールで500円→300円になったところから羽織と和装コートを掘り出したり、まさに掘り出し物とはこのことよ!状態。
母上はどうやら振袖が気になるらしく、掛かっているお店があると必ず覗いて手に取っていました。
途中にあった小物のお店で、クリスマスオーナメント?家具用装飾品?の金色の天使のパーツを見つけたので、それも購入です。
裏側にかなり頑丈な両面テープが付いていました。
これは後日帯留に♪ ちょっと大振りだけど気にしない♪


駅前まで戻って、やっぱりさっきのお店に戻る!と宣言して、再びtentoさんへ。
帯は残っていました!
着物も素敵だったのですが、今回は我慢…
帯だけでもう一度色々とほじくり返して(笑)、やっぱりこれが良い、と言うことで、仕付け糸付きだった芥子色地に紅・藍・抹茶で花が書かれている名古屋帯をお買い上げです。
ちょこっと金が使われていて、地味だけど地味過ぎない感じ。
どうもウキョウが選ぶと地味地味になるらしく…そんな中でこの帯は、母上からOKが出た珍しい一品です。
そして母上は、ここでも振袖に引っ掛かる(笑)。
振袖と言うと白やピンク・赤が多かったのですが、ここのは青?藍色?でちょっと個性的でした。
地色が寒色なので、白やピンクの花模様が大変華やか!
振袖にしては物凄くお安かったので、母上はほぼ即決で購入していました。
お会計終わってからもお姉さんと母上とで帯でわきゃわきゃ言っていると、どこからともなく飴ちゃんが降って来ました。
不思議がっていると、どうやらtentoさんの相方さんだったご様子で「一言あっても良いのにねぇ」とお姉さんに飴ちゃんをすすめられました(笑)。
ありがとうございます、飴ちゃん美味しかったですー。


tentoさんを後にした頃には、割と沢山のお店が店仕舞いモードでした。
そんな中、母上は洋服用ウールのコートと着物リメイクの被りチュニックに引き寄せられる…判ったよ母上、それは買って上げるから。
そんなこんなで手荷物がいっぱいになってしまったので、近くにあったガスとでお茶がてら荷物整理をしようと言うことになりました。
お昼を食べたケンタもそうだったのですが、ガストも凄い人で!
恐らく骨董市のお客さんが多かったんだと思いますが、結構皆さん大荷物でした(笑)。
コートや羽織をたたみ直して、お茶飲んで温まって、しばらくおしゃべりして、ようやく撤収です。
駅ロッカーの荷物を取り換えっこして(母上からもらう荷物と、母上に上げる荷物があったので)、帰る方向が別なのでそこで母上とはお別れ。
また月内に着付け教室に来てくれると言っていたので、お太鼓結べるように頑張ろうと思いました。


帰宅して相方に戦利品を自慢していると「また黄色い帯?」と不思議がられました。
え…そんなに黄色いの多いっけ…?
母上からもらった半幅帯(化繊で紅と金?黄色のリバーシブル)位かと思うんだけど。
先日茶色小紋と買ったのはグレーっぽいし。
アンティークきもののきらくさんで買った化繊半幅帯は、ピンクに白で蝶々柄とオレンジのリバーシブル。
どうやらその辺をまとめて黄色と言っている様子です。
濃い色の着物に合わせられる、薄い色の帯、ってことなのかな。
先日の蔵屋さんでも、今回のtentoさんでも、暖色系が似合うと言われたので少しずつ自分に合う色が判ってきたので、楽しみが広がって来ました♪