徒然なるままに日暮し

はてなダイアリーからの移行です

マンガ小説特撮ゲーム。写真と着物。

十二単衣着装実演・花嫁衣装着装実演ショーと展示。


そらこさんにお誘い頂き、十二単衣と花嫁装束の着装実演ショーと展示品を見に行きました。
展示は江戸明治大正昭和の婚礼装束!
地味だったものが段々派手になって行く様は圧巻です。
目玉は黒綸子に総刺繍の打ち掛け!
裾に綿が入って、裏はもちろん赤。
松竹梅に波、雲、鶴に蓑亀の刺繍です。
蓑亀だーと呟いたら、解説の方によくご存じですね!と言われてしまいました。
すみません紋様フェチで……。
ここの展示品はお触りOKだったので、ここぞとばかりに触って来ました。
丸帯って重いんだよね、と言っていたら、解説の方に繻珍のものは軽いですよと言われて持ってみたら本当に軽い!
綾織に刺繍の丸帯がとても重かったです。
そうか、繻珍は織で模様を出していたから軽いのか……
刺繍は重くなりますよね……
貴重な資料なのでしょうが、こうして触らせて頂けるのはとても嬉しいです。
生地の違いとか、織の違いとか、触感で判るの素敵♪
またこう言うイベントやってくれるのでしょうか?



江戸時代。

ウキョウ「ぎゃー何この着物かわいい!」
そらこさん「いやちょっと待って、黒くて地味なんだけど」
ウキョウ「だって裏地が!八掛けが!」
そらこさん「いやいや落ち着いて」
ウキョウ「これが落ち着いていられるか!こんなところに千鳥だよ千鳥かわいいー!」



明治時代。

そらこさん「こっちの灰色の地味なのは違うよね?」
ウキョウ「うわー地味だねー」
そらこさん「参列者の着物とかそういうのだよね?」
ウキョウ「……いやなんか違うっぽい花嫁衣装っぽい……これも八掛けが凝ってる!」
そらこさん「またかー!」



大正時代。

そらこさん「私これが良い!赤くてかわいい〜この位派手な方が良い!」
解説さん「昔は3枚重ねてたんですよ。三三九度をする時は黒い着物で、○○は赤い着物(忘れた…)、家に入ってご近所を呼んでの顔見せは白い着物でって言うように、一枚ずつ抜いで」
そらこさん「お色直し?」
解説さん「そうですね〜お色直しの原型みたいなものですね」
そらこさん「私やっぱりこれが好き!裾の柄も凄くレトロで華やか!」



昭和時代。

ウキョウ&そらこさん「派手だわ……」
ウキョウ「雲に霞に」
そらこさん「松竹梅に紅葉もあるし」
ウキョウ「鷺だかなんだか鳥もいるし」
そらこさん「飛んでる鳥もいるよ」
ウキョウ「……鳩かなぁ」
そらこさん「菊に牡丹で、刺繍も入ってて」
ウキョウ&そらこさん「派手だねぇ……」
ウキョウ「その上見たこともないこの家紋!なんだ袋角って!」
そらこさん「そこかよ!」



その後、舞台上で着装実演があると言うことで、ショーを見に移動しました。
入口手前の物販コーナーで、二人で羽織紐をお買い上げ♪
ショーでは、通称十二単衣と呼ばれるものは、実は12枚着ていないと言われてびっくりです(笑)。
着せ付けをする人の話や、色の襲目の話を聞きながらお雛様状態のモデルさんに拍手を送り。
続けて江戸から昭和にかけての花嫁装束着装実演を見つつ、参列者の姿の移り変わりを順番に見せて頂きました。
江戸も明治もかわいかったのですが、てくてくと歩いてきた大正ガール登場時は、会場がざわざわしました。
髪型がいわゆるレトロモダンで大層かわいらしかったのです!
前髪は7:3位で分けて、7の方を緩くウェーブさせて額にかけた感じ。
そして高く結いあげるのではなく、耳を半分隠すような感じで髪を被せてすっきりまとめ、サイドに大きな造花と羽根の髪飾り!
顔がちっちゃいのと相まって、凄くかわいかったです!!
ブロマイドがあったら絶対買う。
そして着せ付ける婚礼装束は、先に見ていてそらこさんイチオシの三枚襲の装束(裾模様が少し違ったかようなので、別物みたいでしたが)。
かわいくない訳がない。
江戸・明治・大正と順番に着せ付けて行き、最後に時代順に会場内を歩いてくれて、前も横も後もばっちり近くで見れました。
モデルさんは現役高校生です。
着付け教室の学校が懇意にしている高校の生徒さん有志が、モデルとして婚礼衣装を着せ付けられて、歩いてくれていました。
いやぁ、慣れない足袋に草履に着物に帯に、大変そうでした。
多分草履は、本当はもっと厚底の履いたりするんだろうなぁと思ったのですが、会場内は段差もあったので、ぺたんこ草履。
が、見ている方は若い花嫁姿に始終にこにこです。
昔は早婚だったと言うのもあって、尚更衣裳とモデルがばっちり合っていて感慨深かったり。
そらちゃん、お誘いありがとうございました♪